コーヒー
「コーヒー」ときれいに日本語らしく発音できる。私も先生として自慢出来るポイントである。
「外来語を日本人が発音するように話すことは、意外と大事なのよ。」
と教えてくれたのは、サンフランシスコ在住であり、
某テレビ局のアナウンサーでカリフォルニアの日本語放送を担当していた叔母である。
自分の後継者を指導するにあたって、
英語を母国語としてきた日系人など、ある程度日本語が分かるニュースキャスターに
この外来語を日本語らしく発音させることがとても大変だったのだそうだ。
「コーヒーをコーフィと発音してしまっては、それは通じても日本語ではない。」
というのが彼女の考え方だった。
娘・ムキを育てる中で日本語を教えた時にも、常に注意してきたことである。
私がこの話をした友達は自分たちの子育てにも実践してくれたはず!
最近では、フェイシャルなどでお世話になっているMさんにも話をしたところ。
アイスクリーム
コーヒー
オレンジ
ホットドック
ボール
などなど、ムキにはしつこく教えたので、
次々にカタカナ的=日本語的に発音することが出来る。
ジェフも日本語として話すには
「Coffeeはコーヒーであり、コーフィではない。」
「Beerはビールであり、ビヤではない。」とよく理解してくれている。
ジェフは昨日、スポーツDr.のポール・オムセンを訪ねた。
停滞していて思うようにリハビリが進まない部分を相談しに行ったのだ。
Dr.オムセンの元でこれから先のリハビリも変わっていきそうだし、
結果も期待できるような気がする。
経過を見守るのが楽しみである。
日本人としての誇り
日本の文化、日本の習慣などについて話をする機会も多々ある。
自分では分かっているつもりであったが、
西洋人とはこんなに感覚が違うのだなと、改めて感じる部分もある。
「何でここではこういう風に言えないのか」
自分が知っている表現を使おうとするジェフに
「いや、それはこのケースでは合わない表現・・・」
と教えようとすると機嫌が悪くなる。
気持ちは分かるが、そういう風に使わないのだからしょうがないではないか。
顔や態度には出さないジェフだが、
4年間秘書を勤めて来た私に隠すことは不可能である。(ウシシ)
文字を独学で学び始めた彼には、本当に脱帽であるが・・・・!
それにしても、日本人はきちんと規律を守る民族である。
あるアメリカ人が書いた記事をインターネットで読んだ。
「日本では、このような危機に人々が食べ物を取り合っている姿を目にするようなことはない。
避難所などで、若い人達はお年寄りや小さいお子さんの居る方々を優先しているという。
交通が麻痺して大混乱した後もきちんと並んで、我慢強く待てる日本人。
西洋ではなかなか見られない光景である。」
と書いてあった。
感動的である。
西洋のいいところを受け入れよう、
日本人としていいところは残していたいというのが
私のモットーだったが・・・
私は日本人として恥ずかしくない生き方を出来ているのだろうか。
ジェフ&あずさの語学チャレンジ

1月来日セミナーから帰国後、私の私的都合もあってなかなか取れなかった
ジェフの日本語学習の時間。
ジェフも帰国後、身体の疲れが出ていたようで、あまり勉強は進まず状態。
「勉強しなくちゃ」と時々口に出して
7月に日本へ戻る時には、皆さんともっと日本語を話せるようになって帰ってくる、
と約束したことを思い出して、焦って言葉に出しているようだった。
以前から使用していたCDも悪くなかったが、
もっと文法などをちゃんと理解したい!
(理屈が分からないと気が済まないらしい)
日本人のように、スムーズな日本語が話せるようになりたい!
もっと聞き取れるようになりたい!
実際に会話出来るようになりたい!
という欲が出て来た様子。
知り合いにいろいろと相談すると、
「出来るようになりたいレベルが高いのなら、文字を読める必要があるかも」
と指摘され、それをジェフに告げると
「覚えないとレベルアップ出来ないのなら、文字も覚える努力をしてみようか???」
という返事が返ってくる。
「え~!本当に?」私がびっくりするくらいやる気満々である。
2010年7月、急に日本語熱が高まった当初は
「まさか文字を学ぶなんて」と言っていたジェフ。
「カジュアルな会話が出来ればいいんだ」なんて言ってたのが、
だんだんと気持ちが変わってきた様子。
そんなに本気なのなら、私も本気で取り組まなくては!と日本から取り寄せたのが
「Japanese for Busy People」
大阪の紀伊国屋さんで見てはみたものの、
パート2からは文字を覚えないといけなかったので、ひるんで買って来なかった。
学生が学ぶプログラムに挑戦してみようか、
(文法などを段階を踏んで学べるはずだという理由から)
という話も出ていたことも理由のひとつだった。
しかし、学生のプログラムは若い世代が興味を持つような内容だから、
ジェフには合わないのではという意見があり、
こちらへ帰ってからも多くの人から勧められたのが
やはりこのJapanese for Busy People だった。
これにお世話になることに決定!
さあ~、これからどこまで出来るかな?
私もジェフにどこまで教えられるかが楽しみである。
そして、私も英語の細かい文法が不確かなところが多々あるので、
それを質問して教えてもらう予定。
二人で語学の教えっこ。もっと磨いて皆さんと再会したいと思います!
切磋琢磨
あ、私は日本語の解剖学を学ぶことも忘れてません!!