上部僧帽筋のSMA
右肩の痛みが特にひどいということで、(腰痛もある)今日はそこにフォーカスすることに。
前回の治療で少し良くはなったものの、
いまひとつ何か見逃しているような気がしてジェフに評価をお願いした。
前回は棘下筋の筋膜リリース・トリガーポイントセラピー・筋リリースと、
棘上筋はMTJ(筋腱結合部)とTPJ(腱付着部)を施術したが・・・。
「よし、それじゃ肩甲骨をチェックしてみよう」とジェフ。
肩甲骨の前突はないが、肩関節を外転させる際に肩甲骨が上手く回旋してくれない。
肩峰と上腕骨頭の間に上手くスペースが出来ないことになる。
なぜ、肩甲骨のリズムが悪いのか?
ジュディスさんの姿勢をよく見てみると、右肩が下がっている。
左の肩が上がっているのを見て、
左上部僧帽筋が短いのか?とも考えられるが痛いのは右肩である。
「右側の上部僧帽筋のセンサリー・モーター・アムネジアかも?」とジェフ。
菱形筋と肩甲挙筋を触知してみると、かなり硬い。
今日のジェフの結論は、
右上部僧帽筋は何らかの理由でセンサリー・モーター・アムネジアを起こし、
その代償で、菱形筋と肩甲挙筋を使いすぎている可能性がある。
菱形筋と肩甲挙筋の短さが肩甲骨のリズムを邪魔し、
インピンジメントが起きて棘上筋が影響を受けている。
ということで、菱形筋と肩甲挙筋を念入りにリリースし、
上部僧帽筋にスイッチを入れるエクササイズをすると・・・
う~む、可動範囲も広がったし、痛みも軽減されるという結果!
短い時間で正確に評価して、的確に指示してくれるジェフ。
”さすが”の一言。
「God bless him!」と言って、ジュディスさんとジェフの評価を絶賛し、感謝した日であった。