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Toni

去年TAFEを卒業したToni。去年2年生だった時から何かあると、私の治療室へ来てくれていた。
彼女は腰椎から頸椎までいろいろと問題がある。肩関節も。
今回は3ヶ月くらい集中して自分のために時間とお金をかけたいということで、
まずは、ジェフに評価してもらい彼の意見を聞こうということになった。
まずは腰椎、骨盤・仙骨の部分から評価していく。
神経系の症状が大腿部へ出ている。

症状が腰椎の椎間板が原因なのかどうかチェック。
英語ではSitting Slump Testという。
バリエーションを加えて、上体を回旋させたり、脚を内転・外転させてテストしていく。
ジェフの評価だと、腰椎・椎間板が神経を刺激しているのではなさそうだ。

仰向けで股関節の回旋をテスト。

うつ伏せでもチェック。
股関節の評価から、大腿骨頭が原因でもなさそうだというジェフ。
そうすると何が原因なのだろうか。
骨盤はそれほど歪んでいないが、仙骨はずれている。
ここで、私が一言。
「前にトレンデレンバーグがあったのですが・・・」
そこでジェフもチェック。
なるほど、左を支持脚にすると仙骨が腹側へ倒れて
上体が右へ大きく回旋する。
結論は、まずは不安定性を取り除かないと・・・という話。
やはりそうか。

見よ!この真剣な眼差し!現在TAFE2年生のブライアンとクリスチャンも見学。
Toniも真剣にジェフの話に耳を傾ける。
Toniにはまずピラティスを始めることを勧める。
コアを安定させて、バランスを整えることが何よりも大切。
骨盤帯・腰帯が安定すれば頸椎や肩関節への影響にも変化が起こるだろうと期待できる。
私はピラティスのインストラクターと連携して
ほぐした方がいい部分をドライニードル、マッサージで緩めていく。
というのを基本的な方針とすることになった。
患者さんを紹介し合っている2つのスタジオのうち、
Jennyはもうすぐ赤ちゃんが生まれるので、Lisaのスタジオを紹介することに。
近くに信頼できるスタジオがあるのは非常に有り難いこと。
素晴らしいネットワークに感謝である。
Toniのこれからのプログレスが楽しみである。